INTRODUCTION

  •  『燃えよデブゴン』(78)をはじめとするアクション・コメディへの出演、『五福星』(83)等ヒット作の監督兼出演、そして、大ブームを巻き起こした『霊幻道士』(85)シリーズのプロデュース。まさに、香港映画の世界進出&発展を担ってきたサモ・ハン。映画界入り当初から請け負ってきたアクション指導でも、『Mr.Boo! ギャンブル大将』(74)から『楽園の瑕』(94)、『イップ・マン 序章』(08)と、華々しい功績を積み重ねてきたビッグネームだ。  とくに、近年は『SPL/狼よ静かに死ね』(05)、『イップ・マン 葉問』(10)で当代一のアクション・スター、ドニー・イェンと堂々たる死闘を展開。敏捷な動きに年齢を感じさせないどころか、今また俳優としても新たな黄金期を築きつつある。
     そんな彼が強力タッグを組んだのが、『ゴッド・ギャンブラー』シリーズで知られる香港の天才ヒットメーカー、バリー・ウォン。才能と才能が結びつき、ここに誰もが楽しめる本格派のポリス・アクション『ネイキッド・ソルジャー 亜州(アジア)大捜査線』が誕生することとなった。
  •  かつて家族が犠牲となり、唯一生き残った愛娘までも誘拐されたインターポール辣腕捜査官ロン(サモ・ハン)。国際的犯罪集団の新たな陰謀を阻止しようと、アジア各地に情報網を張るインターポール。美しくも冷酷な暗殺者集団と麻薬シンジケートの抗争は、捜査官たちをも巻き込み、火花散る三つ巴の戦いに発展していく!
     謎めいたヒロインには、人気俳優ニコラス・ツェーの妹としても知られる新星ジェニファー・ツェー。『インファナル・アフェア』(02)、『エグザイル/絆』(06)の名優アンソニー・ウォンも重要な役柄で登場、さらに、周到な武術トレーニングを積んだ美女たちが、妖しく危険な刺客として縦横無尽に暴れ回る。  アクション監督には『レッドクリフ』二部作、『トランスポーター』シリーズのコリー・ユン、アクション指導に『燃えよ! じじぃドラゴン龍虎激闘』(10)のユン・タクが参加。往年のドラゴン・ブームを思わせるカンフー妙技から、80〜90年代風大型娯楽活劇、21世紀の進化型アクションまで濃密に詰め込んだ、血湧き肉躍る話題作がついにその全容を現す!

    STORY

  • 犯罪組織の麻薬取引現場へ突入、史上最大量のヘロインと銃器を押収したインターポール(国際刑事警察機構)の捜査官ロン。香港での任務を無事終え、アメリカで家族とともに過ごしていた彼を、予想もしない悲劇が襲う。多大な損害を被った組織が、血の報復に乗り出してきたのだ。無残にも一瞬にして射殺される一家。危うく難を逃れた10歳の娘も組織の女ボス・ローズによって誘拐され、ロン捜査官も重傷を負ってしまう。冷酷なローズは拉致した少女を洗脳、自らの娘フェニックスとして育てるのだった。

     事件から15年後の1995年。インターポール香港支部ではローズ率いる組織の新たな動きを察知、指揮を執るサム捜査官は現役を引退していたロンを相談役として迎え入れる。麻薬王パワーと覇権を争う南米シンジケートはローズの組織に依頼し、パワー配下の5人を抹殺しようとしているらしい。暗躍するローズの正体を明らかにするため、インターポールは実地調査を開始、サム捜査官は確実な手がかりを求めて台湾へ向かう。  麻薬王パワー配下のうち3人、アメリカのジミー、日本のカトウ、台湾のアイアン・ウルフは、ローズの差し向けた刺客アイビー、セリーナ、そしてフェニックスによって次々と暗殺。ただし、フェニックスは、葬儀場へ立ち寄った標的アイアン・ウルフを仕留める際、彼へ遺恨を抱く喪主の女性に覆面下の顔を目撃されてしまう。組織の掟に従えば、目撃者はすべて始末すべきだが、心の奥底に情愛を残すフェニックスは女性の命を奪うことなく、その場から立ち去るのだった。

     捜査の傍ら、学生時代の恩師を訪問したサムは、女子大生のメイシーとして台湾に潜伏中のフェニックスと偶然知り合う。いっぽう、家族を失った後、養女スキニーを男手ひとつで育て上げたロンは、ローズの動向を探りつつ、誘拐された実の娘の行方を追っていた。  暗殺の使命を果たし、一旦ローズ率いる組織のアジトへと戻ったフェニックス、セリーナ、アイビー。彼女たちと厳しい戦闘訓練を続けて来た若者ドラゴンは、フェニックスに好意を寄せているが、彼に恋心を抱くセリーナは、それゆえにフェニックスを敵視していた。
  •  台北に留まっていたサム捜査官は、女子大生メイシーに再会、ほのかに互いは思いを寄せ始める。サムは台湾入りしたロン捜査官と合流、アイアン・ウルフ殺害を目撃した女性から事情聴取を行う。事件現場に残された血痕をDNA鑑定したところ、犯人はロンの実の娘と目されるのだった。しかも、鑑定結果からスーパー・コンピュータによって導かれた犯人の肖像は女子大生メイシーに酷似していた。だが、確信を得られないサム捜査官はその事実をロンに伝えられずにいた。  香港に戻ったロンは、学業が低迷するスキニーのために家庭教師を雇う。しかし、派遣されて来たのは女子大生メイシーで、彼女こそがローズの放った刺客フェニックスだった。殺人兵器としての訓練を積んだ彼女だが、ロンの首から下げたお守りを見て、無意識に殺害を踏みとどまる。それはマダム・ローズの洗脳によって消去されたはずの過去の記憶が原因だった。ロンも家庭教師の姿に、15年前の娘の面影を見出す。複雑な思いが交錯し、フェニックスは暗殺指令を果たせず、その場から逃走する。  こうしてフェニックスが大学生メイシーと同一人物と判明し、捜査官たちは再び台湾へ。いっぽう、アメリカでアイビーが殺害され、犯人は麻薬王パワーの残る配下たちとの報せを受けたドラゴンは、危機をフェニックスに伝える。しかし、既に麻薬王パワーの魔の手は彼女の眼前に迫っていた。

    愛する人を守るため、命を落とすドラゴン。間一髪フェニックスの身柄を確保できなかった捜査班は、ロンをおとりにローズ一味をおびき寄せる作戦に出る。予想通り襲撃を受けたロンとスキニーの親子。その行方からローズのアジトを探し当てようとするサム捜査官。さらに、サムの口から自分の出自を知ったフェニックスは、ロンたちを助けようとローズの元へ向かう。  GPS解析によって、アジトの所在を突きとめた捜査班は精鋭部隊を投入。いっぽうその頃、離島のアジトでは思わぬ離反が発生していた。セリーナが麻薬王パワーと内通し、ローズを裏切ったのだ。一部始終を物陰から目撃したフェニックスは、監禁されていたロンとスキニーを解放。突入する精鋭部隊の援護を受けながら、運命の再会を果たした親子3人は麻薬王パワーたちを相手に、最終決戦の時を迎えようとしていた。

    CAST / STAFF

  • サモ・ハン(洪金寶)  ロン捜査官
    1952年香港生まれ。10歳から京劇学校「中國戲劇研究學院」で厳しい訓練を積み、在学時から芸能活動を開始。武術指導とともに映画出演を重ね、1977年から監督業にも進出。『燃えよデブゴン10 友情拳』(78)、『燃えよデブゴン』(78)等のヒット作を世に送り出す。『燃えよデブゴン4 ピックポケット! 』(82)では第二回香港電影奬の最優秀主演男優賞を受賞。さらに、プロデューサーとして『霊幻道士』(85)でキョンシー・ブームを巻き起こすなど、名実ともに香港映画界の牽引者となる。90年代末からはアメリカにも招かれ、TVシリーズ『LA大捜査線/マーシャル・ロー』などに出演。2000年代に入り、ドニー・イェンとの共演作『SPL/狼よ静かに死ね』(05)で改めてアクション・スターとしての実力を再認識させ、『イップ・マン 序章』(08)では、香港電影金像奬の最優秀アクション設計賞を獲得。近作にチュウ・ユンファと共演した『ラスト・シャンハイ』(13)などがある。
  • ジェニファー・ツェー(謝婷婷) フェニックス/メイシー
    1982年香港生まれ。父は名優パトリック・ツェー(謝賢)、母は女優として活躍したデボラ・リー(狄波拉)、兄は人気俳優のニコラス・ツェー(謝霆鋒)という芸能一家に育つ。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学卒業後、香港に戻り芸能界入り。バンクーバーのチャイニーズ・カルチャー・センターから「青年文化大使」に任命され、広報活動を行う。モデルとしての活動とともに、『李小龍 マイブラザー』(10)で映画デビュー。今作は初の主演作となった。
  • アンディ・オン (安志杰) サム捜査官
     1977年アメリカ生まれ。2000年に一念発起し、俳優を目指して香港へ移住。台湾のCM、ドラマに出演した後、ツイ・ハーク監督『ブラックマスク2』(02)の主役に抜擢、厳しい武術トレーニングを経てスクリーン・デビューを飾る。続いて出演した『スター・ランナー』(03)では総合格闘家役を演じ、香港電影金像奬の最優秀新人賞を受賞。さらに、『香港国際警察 NEW POLICE STORY』(04)では幼い頃から憧れていたジャッキー・チェンと共演、以後、演技力も供えた新世代のアクション・スターとして、次々と話題作に出演している。
  • アンキー・バイルケ (貝安琪) セリーナ
    1982年タイ生まれ。香港出身の女優アンキー・ラウ(劉香萍)と、ドイツ人の父親との間に生まれ育つ。テレビ・ドラマ出演を経て、母親が監督、主演した独米合作映画《Last Chance Love》(97)でスクリーン・デビュー。続いてトニー・レオン、金城武主演の『傷だらけの男たち』(06)で香港映画界に進出。多言語を話す国際派女優、モデルとして、世界的な活動を続けている。
  • アンソニー・ウォン(黄秋生) 麻薬王パワー
    1961年香港生まれ。香港政庁高官だったイギリス人の父と、香港人の母の間に生まれるが、幼い頃に両親が離婚。経済的理由からさまざまな職業に就いた後、テレビ局の俳優養成所に入る。映画《花街時代》(85)<日本未公開>で主演を務めた後、演技力を高めるため香港演藝學院へ進学。卒業後は数々のテレビ・ドラマ出演を経て徐々に活動の場を映画界へ移行した。『八仙飯店之人肉饅頭』(93)の猟奇犯罪者役で香港電影金像奬の主演男優賞を受賞。以後、『ビースト・コップ 野獣刑警』(99)でも再び同賞の栄冠に輝いた。主演、助演いずれも高い評価を得るトップ・クラスの俳優として尊敬され、幅広い支持を集めている。
  • エレン・チャン(陳雅倫) マダム・ローズ
    1966年香港生まれ。子役として香港・フランス合作映画《One Night Stand(Alibis)》(77)(日本未公開)に出演後、1984年テレビ局主催の歌唱コンテストに参加し、本格的に芸能界入り。テレビ・ドラマ、映画に次々と出演するほか、93年には写真集、同年歌手としても二枚のアルバムをリリースしている。
  • 【製作・脚本】
    バリー・ウォン (王晶)
    1955年香港生まれ。父親は高名な監督ウォン・ティンラム(王天林)。香港中文大学・文学部在学時から脚本家として活動、テレビの歌謡バラエティ番組、ドラマなどを担当する。並行して映画界にも進出し、シナリオとともに監督、プロデューサー業にも進出。監督、脚本を手掛けた『ゴッド・ギャンブラー』(89)が社会現象を巻き起こすほどの反響を呼び、同作はシリーズ化。90年代には、チャウ・シンチーを主役とする『ロイヤル・トランプ』(92)『008(ゼロゼロパー)皇帝ミッション』(96)等、ヒット作を連発する。ずば抜けたショウビズ感覚の持ち主で、『SEX&禅』といったアダルト・コメディのほか、ヒット作の迅速なパロディ製作など、その手腕は高く評価されている。

  • 【監督】
    マルコ・マク (麥子善)
    1951年香港生まれ。1970年代からジミー・ウォング主演の台湾映画《黑色星期五》(73)<日本未公開>などアクション作品の編集作業に多く携わり、『スウォーズマン/剣士列伝』(90)以降、ツイ・ハーク関連作品を担当する機会が増える。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』(91)で第11回香港電影金像奬の最優秀編集賞を受賞。さらに、『風雲 ストームライダーズ』(98)で第18回の同賞を再び受賞している。2000年以降、監督業にも進出。『ブラック・シティ 黒白森林』(03)など、近年はバリー・ウォン関連作も多く手掛けている。

  • 【アクション監督】
    コリー・ユン(元奎)
    1951年香港生まれ。ユン・ケイの名でも知られる。中國戲劇研究學院でサモ・ハン、ジャッキー・チェン、ユエン・ウーピンらとともに京劇を学び、1970年代から武術指導、監督、プロデュース、俳優と映画に関わる。単独監督デビュー作は真田広之主演『龍の忍者』(82)。『レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍』(93)で、香港電影金像奬の最優秀アクション監督賞受賞。『シンデレラ・ボーイ』(85)で監督としてハリウッド進出、『リーサル・ウェポン4』(98)では武術指導を担当。『トランスポーター』シリーズ(02〜)など、欧米での活躍も目覚ましく、現在に至る。
  • THEATER

関東エリア

都道府県 劇場 公開日
東京 シネマート六本木 11月23日

関西エリア

都道府県 劇場 公開日
京都 京都みなみ会館 2月15日
大阪 シネマート心斎橋 12月7日

北陸エリア

都道府県 劇場 公開日
石川 金沢コロナシネマワールド 近日公開
福井 福井コロナシネマワールド 近日公開

中国エリア

都道府県 劇場 公開日
広島 福山コロナシネマワールド 近日公開

九州エリア

都道府県 劇場 公開日
福岡 小倉コロナシネマワールド 近日公開